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Desease

まぶたの病気

眼瞼けいれん

眼瞼けいれんとは

眼瞼けいれんは、目の周りの筋肉が不随意に収縮する症状です。この状態では、まぶたが急に閉じたり、頻繁にぴくぴくと動いたりします。多くの人が経験する一時的な目の痙攣とは異なり、眼瞼けいれんはより持続的で生活に支障をきたすことがあります。

眼瞼けいれんの症状

眼瞼けいれんの症状は、軽い目の周りのぴくつきから、まぶたが完全に閉じてしまうほどの重度のものまでさまざまです。片目だけで起こることもあれば、両目に影響することもあります。

眼瞼けいれんの原因

眼瞼けいれんの原因は完全には解明されていませんが、ストレス、疲労、眼精疲労、カフェインの過剰摂取などが引き金となる可能性があります。まれに、脳の神経の圧迫や脳卒中の後遺症として発症することもあります。加齢も危険因子の一つで、50歳以上の方に多く見られます。

眼瞼けいれんの診断

眼瞼けいれんの診断は主に症状の観察と問診によって行われます。医師は目の動きを観察し、症状の頻度や持続時間、日常生活への影響などを確認します。必要に応じて、神経学的検査や画像検査が行われることもあります。

眼瞼けいれんの治療法

眼瞼けいれんの治療法はさまざまです。軽度の場合は、ストレス解消法の指導や目の休息が勧められます。薬物療法では、筋肉の緊張を和らげる薬が処方されることがあります。効果的な治療法として知られているのが、ボツリヌス毒素の注射です。これは目の周りの筋肉を一時的に弛緩させ、けいれんを抑制します。効果は通常3〜6ヶ月続きます。重度の場合や他の治療法が効果を示さない場合は、外科手術が検討されることもあります。

逆さまつげ

逆さまつげとは

逆さまつげは、まつげが通常とは逆方向に生え、眼球に向かって伸びる状態を指します。この状態では、まつげが目を刺激し、不快感や痛みを引き起こします。主な症状には、目の充血、異物感、涙目、まばたきの増加などがあります。

逆さまつげの症状

逆さまつげの症状は、まぶたの形状異常、加齢による皮膚のたるみ、まつげ根元の炎症などが原因で発生します。また、頻繁な目こすりやまつげエクステンションの不適切な使用も危険因子となります。

逆さまつげの診断

逆さまつげの診断は通常、眼科医による目視検査で行われます。医師は拡大鏡を使ってまつげの生え方を詳しく観察し、目の表面への影響を確認します。

逆さまつげの治療法

逆さまつげの治療法は症状の程度によって異なります。軽度の場合、ピンセットでまつげを抜く方法が取られることがあります。ただし、これは一時的な解決策で、まつげは再び生えてきます。より永続的な解決策として、まつげの向きを矯正する手術があります。これは局所麻酔下で行われ、問題のあるまつげの毛根を除去したり、まぶたの形を修正したりします。

下まぶたのたるみ

下まぶたのたるみ

下まぶたのたるみは、目の下の皮膚や筋肉が弛緩し、下がってくる状態を指します。一般的な症状には、目の下のふくらみや膨らみ、くまやしわの出現、目つきの変化などがあります。

下まぶたのたるみの症状

下まぶたのたるみは見た目の変化だけでなく、視機能にも影響を及ぼす可能性があります。重度の場合、視野が狭くなったり、涙の排出に問題が生じたりすることがあります。また、目が乾きやすくなる、まぶたが閉じにくくなるといった不快感を引き起こすこともあります。。

下まぶたのたるみの原因

下まぶたのたるみの主な原因は加齢です。年を重ねるにつれて、皮膚の弾力性が失われ、目の周りの脂肪組織が下方に移動します。また、遺伝的要因も大きく関わっており、家族にたるみがある場合は発症しやすい傾向があります。さらに、喫煙、過度の日光露出、不規則な睡眠習慣、ストレスなどの生活習慣も影響を与えます。

下まぶたのたるみの診断

下まぶたのたるみの診断は通常、眼科医や形成外科医による視診で行われます。医師は目を閉じた状態と開いた状態でまぶたの形状を確認し、たるみの程度を評価します。

下まぶたのたるみの治療法

下まぶたのたるみの治療法は症状の程度によって異なります。軽度の場合、非外科的な方法が選択されることが多いです。例えば、ビタミンCやレチノールを含むアイクリームの使用や、目の周りのマッサージが効果的です。マッサージは血行を促進し、リンパの流れを改善することで、むくみの軽減に役立ちます。重度の場合や非外科的治療で効果が見られない場合は、外科的治療が検討されます。下眼瞼形成術は代表的な手術で、余分な皮膚や脂肪を取り除き、まぶたの形を整えます。この手術は局所麻酔で行われ、通常は日帰りで可能です。

眼瞼外反症

眼瞼外反症とは

眼瞼外反症は、まぶた(特に下まぶた)が外側に反り返り、目から離れてしまう状態を指します。主な症状には、目が閉じにくい、涙が頬に流れやすい、目が乾きやすい、目が充血しやすいなどがあります。外見上も、まぶたが外側に反っているのが目立ちます。

眼瞼外反症の症状

眼瞼外反症の症状は、見た目の変化だけでなく、目の健康にも大きな影響を与えます。まぶたが目から離れることで、涙が正常に排出されず、目の表面が乾燥しやすくなります。これにより、角膜の傷つきやすさが増し、感染症のリスクも高まります。また、目が完全に閉じられないことで、睡眠中に目が乾燥したり、ほこりが入りやすくなったりします。

眼瞼外反症の原因

眼瞼外反症の主な原因は加齢です。年を重ねるにつれて、まぶたを支える筋肉や靭帯が弱くなり、まぶたが外側に反り返りやすくなります。また、顔面の外傷や手術後の瘢痕、顔面神経麻痺などの神経障害も原因となることがあります。まれに、先天的な要因で発症する場合もあります。

眼瞼外反症の診断

眼瞼外反症の診断は主に眼科医による視診で行われます。医師はまぶたの状態や目の閉じ具合を確認し、涙の流れも評価します。必要に応じて、まぶたの筋力テストなども行われることがあります。

眼瞼外反症の治療法

眼瞼外反症の治療法は症状の程度によって異なります。軽度の場合、保存的治療が選択されます。人工涙液や保湿用の軟膏を使用して目の乾燥を防いだり、就寝時にテーピングでまぶたを固定したりします。これらの方法で症状が改善しない場合や、重度の場合は外科的治療が検討されます。

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