
Case
症例紹介
眼瞼下垂の症例写真と施術詳細

施術前

施術後(術後1週間)
施術詳細
手術名
眼瞼下垂手術
術式
眉毛下皮膚切除術
リスク
出血、痛み、低矯正、再発、創感染、薬剤アレルギーなど、ごくまれに瘢痕形成。
医師の解説
瞼が垂れ下がってきて、眼を開こうとしたときに
おでこの力を借りてあげているため、かなり疲れやすいとのこと。
眉毛のところで縫っているので、あまり目立ちません!
目元がスッキリして視界が広がったと喜んで頂けました。
周りからは若返ったと評判だそうです。
当日は眉毛の所にガーゼで固定し圧迫させます。
なので、帰りは下のほうは見えます。
保冷剤でガーゼの上からよく冷やしてもらうと、翌日の腫れは少し良くなります❕

施術前

施術後(術後1ヶ月)
施術詳細
手術名
眼瞼下垂手術
術式
眉毛下皮膚切除術
リスク
出血、痛み、低矯正、再発、創感染、薬剤アレルギーなど、ごくまれに瘢痕形成。
医師の解説
眼瞼下垂はその名の通り、瞼が下がり黒目の一部、あるいは大部分を覆いつくしてしまう病気です。
先天性と後天性に分けられます。
先天性は生まれつき瞼を引っ張り上げる筋肉(眼瞼挙筋)が発育異常である場合をいいます。
後天性は加齢に伴い皮膚がたるんでくることだけでなく、手で眼をこすったりするなど、日常の生活習慣の積み重ねでだんだんと瞼が下がってきてしまうことをいいます。
また、長年コンタクトレンズを使用している人はそうでない人に比べ眼瞼下垂になるリスクが高いと言われています。
これは、コンタクトレンズを入れたり出したりする際に瞼を強く引っ張ることで瞼が伸びてしまったり、ハードコンタクトレンズの縁・表面による刺激で上瞼に慢性的な炎症が起こるためです。
まれに重症筋無力症という病気が隠れていることもありますので医師による診断が必要です。
眼瞼下垂の患者さんは瞼が下がって上の方の視界が見えにくいため、日常的に眉毛をあげて物を見ようとします。
それによりおでこにシワが寄ったり、ひどく眼が疲れたりしてしまいます。
また瞼が上がらないので、顎を上げて物を見ようとします。これにより肩こりや頭痛を起こすこともあります。
そういった症状で悩んでいる患者さんが来院されて、医師より眼瞼下垂と診断された場合には眼瞼下垂の手術を提案しています。
術式はいくつかありますが、その人のなりたい顔と、瞼を持ち上げる筋肉の力(挙筋機能)や余っている皮膚の量をみて患者さんと一緒に決めていきます。
今回の写真の方は眉毛下皮膚切除という術式で手術を行いました。
瞼のたるんだ余分な皮膚を取り除く手術です。
この手術は眉毛の下のラインに沿って皮膚を切り取るので、術後の傷があまり目立たないのが特徴です。
また視界が見やすくなるだけでなく、皮膚を切り取ったぶん顔が若返った印象になります。
手術時間はおよそ1時間ほどです。

施術前

施術後(術後4ヶ月)
施術詳細
手術名
眼瞼下垂手術
術式
眉毛下皮膚切除術
リスク
出血、痛み、低矯正、再発、創感染、薬剤アレルギーなど、ごくまれに瘢痕形成。
医師の解説
上の方の視界が悪く、他院で眼瞼下垂を指摘されたと言う事で受診されました。
眼と眉の間が伸びてしまって、とくに耳側の被さりが邪魔になっているようです。
もともとはぱっちりした二重だったそうですが、今は完全に一重のようになってしまっています。
おでこを使って持ち上げているので、おでこによこ皺が目立ってしまっています。
この方には眉毛下皮膚切除をお勧めしました。もともと二重で奥二重状態になってしまっている方は、余っている皮膚を切ると、もともとの二重が復活して昔のような顔になります。
術前の被さりがとれて、もともとの二重がはっきりとしました。
眉下の傷はほとんど目立たなくなっていますね。おでこもツルツルになりました!
ご本人は視界が改善したことに加えて、頭痛が減ったと喜んでいらっしゃいました。
よく、眼瞼下垂手術で、お顔が変わってしまう、眼の印象が変わってしまうのを心配される方がいらっしゃいます。最近眼瞼下垂の手術を受けた有名人が話題になったこともあり、皆さんそれを心配されているようです。
眉毛の下を切る手術であれば、眼の印象は大きく変えずに、視野を拡げることが可能です。
見やすくするための手術ですが、見た目に直結する手術ですので、当院では細心の注意を払って手術するようにしています。
術式も、本人の顔立ちと、こうなりたい、というのがあればなるべく沿うような形で提案させて頂いておりますが、ご本人の希望が現実とあまりにかけ離れている場合は、お断りすることもあります。

施術前

施術後(術後半年後)
施術詳細
手術名
眼瞼下垂手術
術式
眉毛下皮膚切除術
リスク
出血、痛み、低矯正、再発、創感染、薬剤アレルギーなど、ごくまれに瘢痕形成。
医師の解説
患者さんによく聞かれるのが、「眼瞼下垂手術の後って、すごく腫れるっていいますが、どのくらい腫れるんですか?いつから仕事できますか??」
という質問です。
答えは「腫れの程度は手術の侵襲度と体質により様々です。」なのですが、一般的な経過を言うと
「2~3日は結構腫れます。その間は人に会う事はなるべく避けたい感じでしょう。その後は腫れは徐々に吸収されていき、1週間後の抜糸の時には、まあまあみられる顔になっているでしょう。抜糸後は傷跡はしばらく赤いですが、赤みは徐々に引いていき、3ヶ月から半年くらいで傷跡は目立たなくなります。」
とお答えしています。
手術の種類ですが、皮膚を取らない手術<皮膚を取る手術の方が侵襲度が高いです。
皮膚と、皮膚の下の眼輪筋という組織を取ると出血が増えて、術後の腫れはひどくなります。
①一重まぶたを二重にするために大きく皮膚を取って、挙筋短縮を行い、眼輪筋を切除して重瞼形成をする手術、が一番腫れます。皮膚が厚い方ですと、1週間後の抜糸の時には、人前に出られるようにはなりますが、1~2か月くらいは朝腫れぼったい日もあるかもしれません。
②の次に腫れるのが、眉毛下皮膚切除です。やはり、眉毛の下の厚い皮膚をたくさん取るので翌日はパンパンに腫れています。しかし、1週間後の抜糸の時には、ほぼ腫れは落ち着いていることが多いです。
③重瞼形成が必要ない挙筋短縮が一番腫れが少ないと思います。
また、皮膚が薄い人と厚い人では厚い皮膚の人の方が、術後の腫れが長引きます。
やせている人と脂肪の多い人では脂肪の多い人の方が腫れます。脂肪があると、それをかき分けたり、取ったりしないといけないからです。
なので、ぽってりした瞼の人は、薄い瞼の人より、術後の腫れが長引きやすいです。
先日術後半年検診にいらした方の経過をお示しします。(ご本人の許可を得て掲載しております)
この方はやはり当院で手術を受けたお知り合いの紹介で、上が見にくい、おでこが疲れると言う事でいらっしゃいました。眼と眉毛の間がだいぶ伸びてしまい、かぶって見にくそうです。おでこにも深い皺が刻まれています。

施術前

施術後(術後2週間)
施術詳細
手術名
眼瞼下垂手術
術式
拳筋短縮法
費用
両眼…50,000円前後(3割負担)
1割、2割負担の方は自己負担上限金額
※眼瞼下垂を伴う全身疾患が疑われる場合は初診時に採血を行います。
初診料と合わせて6,000円程度かかります。
リスク
出血、痛み、低矯正、再発、創感染、薬剤アレルギーなど、ごくまれに瘢痕形成。
医師 の解説
70代の男性ですが、上の方が見づらくて運転しにくい、との事でかかりつけの眼科から当院を紹介されて受診されました。
術前の写真です。眼と眉毛が離れてしまっており、瞼はやっと黒目の真ん中くらいまでしか上がっていませんね。おでこには深い皺が何本も刻まれています。
このような方は、眼瞼挙筋という瞼をひっぱり上げる筋肉が瞼の組織から外れてしまっていて動力がうまく瞼に伝わらないのです。挙筋腱膜短縮術というのは、外れてしまっている挙筋を瞼につなぎ合わせる手術と言う事になります。しかし、こんなに瞼が伸びていると、せっかく直しても、重さは残ってしまいますので、三重瞼の一番上の線から一番下の線くらいまで、幅1センチくらい皮膚も取って、二重をしっかり作ることにしました。
術後翌日です。
皮膚もたくさん取ったので、結構腫れが強く出ています。術後2日間は腫れが酷くなる可能性がありますので、お酒を飲むのと湯船につかることは禁止です。洗顔は水洗いは大丈夫ですが、せっけんを使ってごしごし患部を洗うのは1週間は禁止です。
術後1週間です。さすがにたくさん皮膚を取ったので、傷がまだ完全についておらず、半分だけ抜糸をしました。しかしこの時点で既に運転しやすくなったのを実感していると仰っていました。
術後2週間の写真です。腫れもひいてきて自然な仕上がりになってきました。
ご本人は信号が見やすくなったと大満足の様子でした。まだ少し腫れがありますが、1か月後の術後診察の時にはもっと改善している事でしょう。
*お写真のご協力ありがとうございました!
術後のダウンタイムは手術の侵襲度に、また本人の体質によって個人差が大きいですが、手術を検討されている方は参考にしてみてください。

施術前

施術後(術後4ヶ月)
施術詳細
手術名
眼瞼下垂手術
術式
埋没法(スクエアループ法)
リスク
出血、痛み、低矯正、再発、創感染、薬剤アレルギーなど、ごくまれに瘢痕形成。
医師の解説
術後のダウンタイムは、手術の侵襲度によって、またご本人の体質によって個人差が大きいですが、手術を検討されている方は参考にしてみてください。
眼瞼下垂手術にもいろいろなバリエーションがあります。当院では一人一人のお顔に合わせた手術をカウンセリングでご提案して納得して手術を受けて頂けますので安心してご相談下さい。

施術前

施術後(翌日)
施術詳細
手術名
眼瞼下垂手術
術式
目頭切開、重瞼形成(自費)
費用
埋没法による重瞼形成…片眼につき33,000円(初診料、採血代、再診料など別途)
※当院では術前採血を行っています。費用は自費で6,000円~9,000程度です。
リスク
出血、痛み、創感染な ど、ごくまれに瘢痕形成。
医師の解説
術後のダウンタイムは、手術の侵襲度によって、またご本人の体質によって個人差が大きいですが、手術を検討されている方は参考にしてみてください。
眼瞼下垂手術にもいろいろなバリエーションがあります。当院では一人一人のお顔に合わせた手術をカウンセリングでご提案して納得して手術を受けて頂けますので安心してご相談下さい。

施術前

施術後(術後4ヶ月)
施術詳細
手術名
眼瞼下垂手術
術式
切開法による重瞼形成(二重手術)
費用
両眼…50,000円前後(3割負担)
1割、2割負担の方は自己負担上限金額
※眼瞼下垂を伴う全身疾患が疑われる場合は初診時に採血を行います。
初診料と合わせて6,000円程度かかります。
リスク
出血、痛み、低矯正、再発、創感染、薬剤アレルギーなど、ごくまれに瘢痕形成。
医師の解説
ものもらいを繰り返しているとの事で、右目はものもらいもあって腫れていますが、もともと腫れぼったい感じの瞼だそうです。よーく見ると前髪の陰にはおでこに3本横じわが出来ています。瞼が被さるために、おでこを使ってみる癖がついているのでしょう。頭痛はそこから来ているのかもしれません。
この方には重瞼形成を勧めました。というのも被さりが取れれば、この方は瞼を上げる力(いわゆる挙筋機能)は問題ないからです。
手術は局所麻酔下に行いました。この方は少し皮膚が余っているので、余剰皮膚を幅2ミリで取って、眼輪筋を切除して瞼を薄くし、二重ができやすいようにしました。
ご本人は、手術をして本当に良かったと思っていらっしゃるそうで、周りの方にも手術を勧めてくれているとの事でした。
また、ものもらいを繰り返していたのに、ぱったり良くなったそうです。当院でマイボーム腺を温める指導をしたところ、それも習慣にしてくれているとの事でした。

施術前

施術後(術後1年)
施術詳細
手術名
眼瞼下垂手術
術式
二重形成
費用
両眼…50,000円前後(3割負担)
1割、2割負担の方は自己負担上限金額
※眼瞼下垂を伴う全身疾患が疑われる場合は初診時に採血を行います。
初診料と合わせて6,000~7,000円程度かかります。
リスク
出血、痛み、創感染など、ごくまれに瘢痕形成。
医師の解説
本日の症例は、奥様に眼瞼下垂を指摘され、マリン眼科に行ってみたら、と勧められて来院。眉下切開と二重形成のシュミレーションを行い、二重にした顔が気に入ったとのことで二重形成の手術を受けられた方のご紹介です。
術前のお写真です。生来一重で被さる皮膚を持ち上げるために、眉毛を持ち上げる癖があり、眉頭の筋肉が常に緊張して、おでこには深いシワが刻まれています。全体の写真でないとわかりませんが、上が見にくいために顎を上げてものを見る姿勢になっていました。
この方は薄いまぶたなので、二重が気に入れば二重にするのも良さそうです。しかし、ある程度の年齢の男性は、今更二重になるのを嫌がる方もいらっしゃる為、何回かカウンセリングの上、二重にする手術を選択されました。この方は、奥様の意見を尊重されていらっしゃいましたが、ご家族の意見というのも大事です。ある他の男性は「二重にするのは奥さんが許しません」と言って眉下を選択されました。
結局この方は、挙筋前転も行って皮膚切除+二重形成を行うフルコースになりました。
4ヶ月後になると、左右差はそれほど目立たなくなります。1ヶ月後はまだ結構腫れていたというわけなんです。このように、目のフチで大量の皮膚を切除する二重形成は目のキワの目立つところに腫れが長引きますのでダウンタイムが長く感じられて、その間はお互いに心配になります。そのため私は眉下切開を選択することが多いのですが、強いご希望とダウンタイムを許容する忍耐力がある方は、相談に応じます。

施術前

施術後(術後4ヶ月)
施術詳細
手術名
眼瞼下垂手術
術式
二重形成
費用
両眼…50,000円前後(3割負担)
1割、2割負担の方は自己負担上限金額
※眼瞼下垂を伴う全身疾患が疑われる場合は初診時に採血を行います。
初診料と合わせて6,000円程度かかります。
リスク
出血、痛み、低矯正、再発、創感染、薬剤アレルギーなど、ごくまれに瘢痕形成。
医師の解説
今回は皮膚が厚めの方の二重形成の術後経過についてです。この方は一重まぶたで皮膚が分厚く、瞼も厚いタイプの方です。
皮膚が分厚い方は、術後の腫れが長引きやすく、二重がわざとらしくなりがちです。この方には眉毛の下で余っている皮膚を取る眉下切開をお勧めしましたが、どうしても二重にして欲しい、とおっしゃるので、腫れを覚悟で二重形成を行いました。
余っている皮膚を切除し、眼輪筋を取り除いて、もともと開きが悪かったので腱膜短縮もおこなって開きを良くしました。しっかりと皮膚を奥の組織に縫い込んで重瞼形成をこれでもかと行いました。
4か月後の再診時のご様子です。腫れは更に良くなりました。ご本人は眼が開けやすくなって眩しいそうです。念願の二重になって満足されているようでした。

施術前

施術後(術後1ヶ月)
施術詳細
手術名
眼瞼下垂手術
術式
経結膜ミューラー筋タッキング手術
費用
両眼…50,000円前後(3割負担)
1割、2割負担の方は自己負担上限金額
※眼瞼下垂を伴う全身疾患が疑われる場合は初診時に採血を行います。
初診料と合わせて6,000~7,000円程度かかります。
リスク
出血、痛み、低矯正、再発、創感染、薬剤アレルギーなど、ごくまれに瘢痕形成。
医師の解説
ミューラー筋は、瞼を持ち上げる作用のある筋肉の眼球側にある筋肉です。この術式ではミューラー筋と瞼板を埋没法で縫い縮める事によって瞼の挙上効果を増強し、目の開きを良くする効果があります。
利点は、表側にも糸を埋め込むことにより、二重を作成することもできることと、埋没法であるためにほとんど傷が目立たず、ダウンタイムが短いことです。
欠点は、埋没法なので糸が緩んだり外れる可能性があることと、切開しないので皮膚がすごくたるんでいる人や重度の眼瞼下垂には効果が薄く、適応できないことです。
また、左右差がある場合には、定量性がある手術ではないので揃えるのは難しい術式です。
更にこれは埋没法一般に言えることですが、瞼がぼってりしている分厚い方には不向きな手術です。
まとめると、経結膜ミューラー筋タッキングの良い適応の方は
-
薄い瞼の方
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左右差がない軽度の眼瞼下垂の方
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二重になりたい一重の方
-
手術後のダウンタイムが許容しづらい方
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外れたら切開手術を許容できる方
と私は考えております。
経結膜ミューラー筋タッキングをご希望の方は、まず眼科でご受診下さい。手術適応があるかどうかを診察いたします。元町マリン眼科では、眼瞼下垂の日帰り手術を行っています。眼瞼下垂手術は下垂による症状があり、診断基準を満たせば保険適応での手術が可能です。
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瞼が下がって視界が狭い。
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上の方や横の方が見にくい。
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テレビや本を見ていると瞼がつぶれてくるので手で持ち上げている。
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おでこや頭に力が入って頭痛や肩こりが取れない。
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睫毛が被さって見にくい、あるいは睫毛が良く入る。
などが代表的な症状です。眼瞼下垂でお困りの方は、元町マリン眼科へご相談ください。