逆さまつげの治療は保険適用?原因や治療法を解説
- 高田 平和医療
- 3月18日
- 読了時間: 2分

逆さまつげ(睫毛乱生症)
逆さまつげ(睫毛乱生症)は、まつげが眼球に向かって生えてしまい、角膜や結膜を傷つけることで不快感や目の炎症を引き起こす状態です。この状態は、特に眼瞼の形状や筋力に異常がある場合に起こりやすく、年齢や性別を問わず発生します。
逆さまつげの原因
先天性
生まれつき眼瞼が内側に反る状態(眼瞼内反)やまぶたの構造異常。
加齢
皮膚や筋肉の緩みでまつげの向きが変わる。
瘢痕形成
トラコーマや外傷後の瘢痕が原因になる場合もあります。
逆さまつげの症状
目の異物感や痛み
涙が止まらない(流涙症)
角膜炎や結膜炎を伴う場合も多い
逆さまつげの治療法
軽度や本数が少ない場合
抜毛
問題のまつげを一時的に抜くことで対処。ただし、また生えてくるので定期的な通院で抜去を繰り返すことが必要です。
電気分解法
毛根に通電して破壊し永久脱毛する方法。ただし、1回の分解では全部は取り切れず、毛周期に合わせて複数回の治療が必要となります。
逆さまつげの手術による矯正
埋没法
医療用糸を使ってまつ毛の向きを内側から外側に矯正する方法。軽度の症例に使用。
切開法
中重度の場合、まぶたを切開して余分な皮膚を取り除き、まつ毛の向きを正しい位置に固定します。
眼瞼下垂治療
原因が眼瞼下垂に関連している場合、その治療を行うことでまつ毛の向きを改善させます。
逆さまつげの保険適用
逆さまつげの治療は機能回復が目的であり、基本的に健康保険の適用範囲です。ただし、美容目的の場合は保険適用外となることがあります。
逆さまつげの早期対応の重要性
放置すると角膜損傷や視力低下につながるリスクがあります。気になる症状がある場合は、眼科医による早期診断と治療を受けることが推奨されます。